第11回 動物看護大会「明日への一歩〜最新情報とスキルアップ〜」
WEB開催 開催報告
2021年10月11日(月)〜11月7日(日)まで、第11回動物看護大会を開催いたしました。
今回はオンラインで開催され、会期中は計150名の方が大会に参加されて、視聴プログラムを楽しんでいただけました。
特別講演「めざせ、愛玩動物看護師〜愛玩動物看護師法の最新情報〜」
日本動物看護職協会 会長 横田によるライブセミナーを10月17日(日)午前の部に開催いたしました。参加登録の段階で89名の視聴希望があり、皆さまの愛玩動物看護師法に関する注目度がうかがえました。当日は9月29日に官報公布された最新情報の説明、法制定に一から携わっていた会長だからこそ話せる愛玩動物看護師法の成り立ち、現任者の特例措置について、愛玩動物看護師の役割について詳しくお話させていただきました。
JVNA臨床栄養指導認定動物看護師1級参考セミナー「ペットと飼い主の能力を引き出す栄養指導」
特別講演と同日、午後の部で日本ヒルズ・コルゲートの石川先生によるライブセミナーを開催いたしました。こちらも参加登録の段階で定員の40名視聴希望があり、臨床栄養指導認定動物看護師認定試験への意欲がうかがえました。当日はWEB会議システムを使用したグループワークで参加者の方々が食事指導についてディスカッションを行いましたが、それぞれお勤めの病院の特色なども出て、新しい発見が得られたのではないかと思います。
教育プログラム
◆「愛玩動物看護師と適正飼養」
水越 美奈(日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科)
◆「愛玩動物看護師が知っておくべき血液検査」
難波 信一(マーブル動物医療センター)
◆「動物看護介入と動物リハビリテーション〜犬の姿勢を観察しよう〜」
中村 陽子(動物メディカルセンター)
◆「人と犬の目の違い〜日々の気付きに繋がる”違い”のポイント〜」
中井 江梨子(どうぶつ眼科 Eye Vet)
◆「これだけは知っておきたい!犬と猫のよくみる皮膚病」
柴田 久美子(YOKOHAMA Dermatology for Animals)
◆「動物看護師が知っておくべき臨床検査〜尿検査・糞便検査編〜」
小野沢 栄里(日本獣医生命科学大学 獣医保健看護学臨床部門)
◆「この状態、獣医師に声をかけるべき?〜入院管理で危険を見極めるコツ〜」
浅野 真里江(TRVA動物医療センター)
企業協賛セミナー
◆株式会社V and P
「動物臨床看護学総論:老齢動物の看護」
佐野 忠士(酪農学園大学 獣医学群 獣医学類 獣医麻酔学ユニット 酪農学園大学 付属動物医療センター
麻酔科/集中治療科)
◆日本ペットフード株式会社
「愛玩動物看護師へ一歩踏み出す!ー動物臨床栄養学ー」
荒川 真希(ヤマザキ動物看護大学 動物看護学部動物看護学科 認定動物看護師 ペット栄養管理士)
◆日本ヒルズ・コルゲート株式会社
「最新の栄養学的アプローチ!新たな臓器―腸内細菌叢~腸内ディスバイオーシスとディスメタボリズム~」
源本 泰士B.Vet.Med., PhD (Animal Emergency & CLITICAL CARE)
愛玩動物看護師国家試験受験に役立つ情報として計10題の講演を行いました。各分野の先生方、第一線で活躍されている動物看護師の方々が受験勉強にも役立つ基礎知識から臨床現場で役立つ情報まで、熱くお話しされていて大変勉強になる内容でした!
研究発表
例年は大会会場内で発表の場を設けていましたが、今回はオンライン開催ということもあり、9月19日にWEB会議形式で口頭発表を行いました。発表の様子は録画・編集して、大会会期中自由に視聴できるようにしていましたので、発表者の方が頑張った研究成果を多くの方にご覧いただけたと思います。
◆【犬のタンパク漏出性腸症において、療法食管理が困難となった際の食餌指導一例】佐藤 淳平(イオンペット株式会社 ぺテモ動物病院 亀戸)
◆【コロナ禍の動物病院における非対面でのご家族への情報共有に関する取り組み〜SNS活用後のご家族の情報理解とスタッフの変化検討〜】藤田 郁 (クラウン動物病院)
研究発表の内容はこちらのJVNA会員専用ページよりご覧いただけます
最後に
今回は初めてのオンライン開催で手探り状態の運営でしたが、無事に閉会することができました。ご講演いただきました講師の先生方、協賛いただきました企業様、ご協力いただいた多くの皆様にこの場をお借りし、厚く御礼申し上げます。